コラム担当スタッフ内島です。
6月17日に受験についての合理的配慮報告会を実施しました。大変有意義な会となりました。
報告会の企画をはじめ、具体的にいろいろ準備してくださった会員Aさんに息子さんの受験についての思いを書いていただきました。
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息子も中2になり、来年は高校を受験する。息子は小学校入学時に「ひらがな」が読めなかった。私は息子が文字を読めない事に不安であった。入学式の日に担任に「息子はまだ字が読めません」と伝えた。担任は「これから学校で文字を習うので大丈夫です」との返事。入学後、文字は読むことはゆっくりなら出来るようになった。文字を写すことは出来ても自分で作文を書くときに文字が書けなかった。2年生になり、漢字テストの前日に嫌がりながらも書き取り練習をした。しかし翌日のテストでは書けなかった。私はネットサーフィンに夢中になった。「文字を読んだり、書けるようになるには何か良い方法は無いか」必死で探した。原因の記事は見つけられたが、出来るようになる方法は見つけられなかった。当時はまだ特別支援教室は各学校には無く相談先も見つけられなかった。そんな頃親の会が立ち上ろうとしていた。それがルピナスだった。息子が小学校高学年の頃だ。親の会では茶話会で話をすることで、文字を苦手にしている子は息子だけではない。と共感できた。こんな先生の講演会が良い。と情報を共有することも出来た。
息子が小学校の頃は「行ける高校は無いのでは?どうにか高校に行かせたい」と不安を抱えていた。今は「高校の種類も幅広くある。本人が行きたい学校を探そう」と思えるようになった。中学進学の時も中高一貫の学校が良いのか?配慮のある私立中学が良いのか?悩んだ。もし、中学校で勉強に躓いても進学できる高校がある。と知る事が出来たため公立中校を選んだ。公立中学校では本人が「皆と同じ」を選んだため配慮は受けていない。高校の志望校をどこにするのか?実際に 知らなければ選べない。高校の現状を知り様々なタイプの学校の中から本人が行きたいと思える学校を選んで欲しい。
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ルピナスという団体で活動することによって、個人で調べることではなかなか得られない体験や情報を得るチャンスとなります。Aさんのように、自分にとっても必要な情報を求めての企画は、他の会員にとっても大変有意義なものになりますよね。皆さんに会でやりたいと思うことをどんどん提案していただけると会の活動がより豊かになるとスタッフ内島は思います。茶話会などでどんどん提案してみてくださいね!
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