5月12日(日)、江戸川区の船堀ホールにて受験報告会が開催され、33名の参加がありました。
今年は、それぞれのお子さんの個性や家庭でのサポートなども具体的に、時系列に沿って説明があり、参考にしやすい内容となっていました。
報告会の内容を簡単にご紹介いたします。
はじめに私立中学の受験について、4事例(男子2名、女子1名、不明1名/出身:公立小学校3名、私立小学校1名)が紹介されました。
LDがあるといっても、集団生活が得意かどうか、規律正しい環境と緩めの環境のどちらが過ごしやすいのか、知的レベルなど、個々の事情はさまざまです。
たった4件の発表の中でも、中学受験の動機も異なり、志望校を決めていくまでの方法も、読み書きがどれだけできないかを示して、「対応ができますか?」と質問して歩いたという家庭もあれば、明かさずとも事前に求める条件をリストアップし、それを質問することで絞り込んでいったという発表もありました。
またLDにはICTが適していると言われますが、進学先にICTがほぼ活用されていない学校を選んだ家庭もありました。
4件ともに共通するのは、まだ小学生と子供が幼い分、親が「子どもの適性と希望」をよく見極めて進路を決めていったことでした。
続いて、公立中学校から都立の専門高校を受験した体験が紹介されました。
幼い頃から好きなものがあり、それを生かす仕事に就きたいという希望をしっかりと持っているお子さん。
その願いを叶えるために、どのような高校で学ぶのが良いのか、また受験に合格するためには何を準備すればよいのか。情報をしっかりと調べて提供し、サポートされました。
高校というと「普通科」を考えてしまいがちですが、最終的に就労するという目標から考えると、他の選択肢も見えてくると示していただきました。
最後にLDに対応した留学エージェントを利用し、海外の高校に進学した事例と、短期留学した事例が、発表されました。
語学力と費用は必要ではありますが、楽しくのびのびと過ごしておられるお子さんの姿が紹介され、国内で見つからなければ海外も視野に入れてもいいのだと、目から鱗だった方もいらっしゃったと思います。
プライベートな内容を明かしてくださった発表者の皆様へ、心より感謝申し上げます。そして来年も、親たちの思いのリレーをつなげて参ります。
受験報告会は年に1回、会員限定で開催されていますが、茶話会などでも話を聞くことはできます。
お子様の学びのことで悩まれている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ルピナスまでお問い合わせください。
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